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【ロンドン発】15人のアーティストたちが、病院をアート空間に変えた!

【ロンドン発】15人のアーティストたちが、病院をアート空間に変えた!

現代アートの美術館のような空間。
これはロンドンの王立こども病院(London Royal Children’s Hospital)の中にある、オープンスペース。子どもたちのプレイゾーンであるとともに、治療やリハビリなどにも使われているようです。

このスペースだけではありません。院内のすべての場所がカラフルで斬新なアートで彩られています。

廊下

子どもたちにとっては、まるで遊園地に訪れたような明るく楽しい場所に思えることでしょう。また、つきそう親も気持ちが晴れやかになるのでは。

warm welcome

無題

サインボードやメッセージなども、こんなにポップなデザイン!

医療機関ではめずらしいこのような斬新な試み、いったいどのようなバックグランドで実現できたのでしょうか。

仕掛け人は、ロンドンのアート団体

このファンタジックな空間を手掛けたのは、ロンドンに拠点を置くVital Arts(バイタルアーツ)イギリスの国民健康保険サービス機関、Barts Health NHS Trustに所属するアート団体として、1996年に発足しました。

この王立こども病院は彼らが2年の年月を費やして完成させたビッグプロジェクトですが、これも彼らの活動のひとつにすぎず、他にも多くの病院でアートによるさまざまな活動を広げています。
ベースにあるコンセプトは、アートやインテリアが患者さんの気持ちを癒し明るくさせるだけではなく、患者さんの家族や医師、看護師など周辺の人々にとってもより前向きな気持ちにさせる手助けになるということ。

この院内アート、なんと15人ものアーティストが参加していますので、フロアやコーナーによって異なる世界観が展開されているのも、楽しいところ。

森と草原

Donna Wilsonさんによる、草原をモチーフとしたアート。フレッシュエアの中にいるような爽やかさ!

ふくろうと花

Miller Goodmanさんが手掛けたポップな空間。ユーモラスなふくろうは、子どもたちの人気ものになりそう。

森の生き物

森の生き物たちをモチーフにしたTord Boontjeさんの作品。思わず子どもが触りたくなるような立体アートがより空間に彩りを。

医療現場にもっとアートを!

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Vital Artsは、ただ病院内のインテリアを変えるアート活動をするだけでなく、音楽やダンスなどさまざまな表現形式のワークショック、公演を開催し、患者さんから笑顔を引き出す活動をしています。

日本でも、小規模なクリニックなどでは患者さんへ温かみや安心感を与えるためにこだわりをもったインテリアの工夫がされるようになりましたが、公共の大規模な病院ではまだまだスタンダードではありません。
アートと医療のコラボレーションについては、まだまだ大いなる可能性を秘めているのではと感じます。

Medicatessen 編集ディレクター / ライター

Sanae

食べ歩きとアウトドアを愛する編集者。

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