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子どもが数字に強くなる! 作業療法士がつくる知育玩具のレシピ

子どもが数字に強くなる! 作業療法士がつくる知育玩具のレシピ

生活の中のさまざまな動作をサポートするためのリハビリやトレーニングというイメージが強い「作業療法」。小児科における作業療法は、発達障害や脳性麻痺など様々な障害をもつ子ども達を対象に行われています。

そのノウハウは障害の有無に関わらず、子どもの発達や知育と密接に関係しており、子ども達の療養に欠かせないものです。子どもを対象とした作業療法には「遊び」の視点を欠かすことはできません。遊びを通した運動で、より楽しみながら学びやトレーニングを実践しているのです。

4人の子どもをもつ作業療法士のコリーンは、カラフルでたのしい知育玩具を手づくりしています。材料は全て、粘土や紙、ビーズなどだれもが手に入れられる工作キット。コリーンのつくる玩具は子どもの発達段階に対応しているのはもちろん、障害児の治療・トレーニングに効果が出るようデザインされています。

彼女はそれらのレシピを、自身のブログ“Sugar Aunts”で紹介しています。今回はその中から、1から100までの数字を学べる「ハンドレッドチャート」を紹介します。

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レインボーカラーのハンドレッドチャート

たとえば、「りんごを10個ずつまとめ、それをさらに10組つくると、りんごは100個になる」というのは、算数の基本となる重要な考え方です。こうした考え方を学ぶチャートを、レインボーカラーのアイスキャンディ棒を使って手づくりします。

対象年齢

幼稚園から小学校2年生の子ども供たち。1年生が算数を学ぶ活動を体験するのにも良いでしょう。

材料

材料は、たったこれだけ。

  • レインボーカラーのアイス棒
  • スティックのり
  • 白い紙
  • さまざまな色の厚紙
  • 穴あけパンチ

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つくり方

  • まず、穴あけパンチを使って、白い紙からとにかくたくさんの丸い紙片を作ります。
  • アイス棒に糊を塗り、その上に丸い紙片を10個ならべて貼ります。
  • 色紙にも穴あけパンチをかけ、様々な色の丸い紙片をつくります。

以上で、できあがりです!

あそび方

このチャートを使えば、10のまとまりをつくることからはじめ、さらに100にまとめる…という段階的な算数学習ができます。紙片をつまんだりスティックを並べたりすることで、手先の微細運動能力にも効果があります。それでは、さまざまな算数学習をやってみましょう! たとえば…

  • チャートで2ケタ、3ケタの数字をつくり、子どもに数字を当てさせるクイズ
  • 2ケタ、3ケタの数字を言い、チャートで答えさせるクイズ
  • チャートを使った足し算、引き算の練習

などなど、それぞれ数字の基礎を遊びながら学べそうです。

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つくるプロセスにもさまざまな効果が

この玩具の面白いところは、チャートを使った遊びだけでなく、つくるプロセス自体が子どもの訓練や学びにつながるようにデザインされているところです。

たとえば、アイス棒に紙片を10ずつを貼るという作業自体が、数える勉強になります。さらに、小さな紙片をつまむことで正確な握力の訓練になります。
ちなみに、穴あけパンチは一度にたくさんの穴をあけられる3穴のものを使うのがおすすめです。両腕の内部感覚の強化にも効果があるそうですよ。

小児科病棟での作業療法はもちろん、ご自身のお子さんとの遊びや学習にも、ぜひお試しあれ!

Medicatessen ライター

Jaba

仕事と子育て、どっちも全力でたのしむがモットーの編集者・ライター。デザインやものづくりにまつわるイベントやワークショップを手掛ける。

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