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光の届きにくい医療現場で、地中海の日差しを浴びたい!

光の届きにくい医療現場で、地中海の日差しを浴びたい!

ここ数年、病院などの医療施設が急速に建設されたり、古い病院の建て替えや増築を行っているところが多く、しかも近年建て替えられた病院は一昔前の病院と違い、窓が多く、陽の光を取り入れられるような病室が増えています。

しかし、そうした病室を作っても、後から病院の周りに高層ビルやマンションが立ち並び、結局日光が入らなくなってしまったなんていう悲しいお話があったりします。
また、病院自体が採光に頼らず、オレンジ系の照明を使っているという話も耳にしますが、鬱の患者さんには日光を浴びてもらうことが治療の上で効果的なことや、生活リズムを調整するのも日光の力が大きいことが、有名な話となっています。

今回、そんな日光、特に採光にまつわる興味深いお話を見つけたのでご紹介します。

日光がつくり出せる!?

イタリアのスタートアップが太陽の光を真似た照明器具の製品、「CoeLux」を開発しているという記事を見ました。この照明、ただ太陽光を作り出すだけでなく、なんと!寒色や赤道直下の国々のくっきりとした影、地中海の太陽光の柔らかな輝きなど様々なパターンの太陽光を作り出せるというのだから、なんとも驚きです。

太陽光を正確に表現するためには、大気によって生じる微かな変化を再現する必要があるこの照明は、私たちも生活で馴染み深いLEDを用いてこれを再現しています。

もしこの照明が病院に導入されると、様々な場面で暖かな光を提供することができるので、活躍が期待できますね。

医療現場での活用

例えばICU。天気や時間も分からない単調な部屋でのICU症候群の予防として、時間のリズムをつけたり、この光を見ることによって気分転換を図る一躍をかってくれるのではないでしょうか。また、精神科、特に四方八方締め切る必要のある閉鎖病棟でも、この光があることで生活のリズムを整えたり、光を見て気分を沈めず穏やかに保つこともできるといいですね。

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感染症による隔離されたクリーンルームなど、病院内には日光が届きにくい場所も多く存在し、そういったお部屋で過ごすことで闘病意欲が低下してしまう方もいると思います。この照明を活用して、暖かな光を見ることで穏やかな闘病生活を送る手助けができるのではないでしょうか。そして医療者の方でも、日光が入りにくいお部屋に缶詰状態でい続けると、気持ちは滅入ってきますよね。

照明の優しく暖かな光が多くの医療現場に入ることで、気分的に明るくなって、日々気持ちよく持続的に働きやすい環境がつくれそうです。そうできると、よりよい医療を患者さんに提供することにも繋がり、質の高い時間を過ごすことができるのではないでしょうか。

この照明、お勤めの医療現場こそあったら嬉しくなりませんか?

Medicatessen ライター

Ray

動物・スポーツ・食べることが大好きな、現役看護師。

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