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入院したデザイナーが、不便を解決するために自ら作った「木こちい」

入院したデザイナーが、不便を解決するために自ら作った「木こちい」

素朴なぬくもり溢れる木製のこのアイテム。おもちゃのようにも見えますし、何かを測定する道具にも見える不思議な形ですね。

実はこれ、電子書籍端末を取り付けて使うんです。その名も「木こちい(ここちい)」。枕元に設置し、Kindleやタブレット端末を飛び出したアームの先にゴムバンドで止めると、仰向けのまま、らくらく動画や読書を楽しむことができます。

“kikoty”

Via: ENjiNE

入院経験から生まれた、デバイスと木材をつなぐデザイン

“kikoty"

「木こちい」をデザインしたのは、天然素材の製品開発に取り組むデザイナー吉田道生さんです。ちなみに吉田さんは、当Medicatessenのアドバイザーでもあります。
開発のきっかけとなったのは、ご自身の結核治療のための入院生活。2か月間、ベッドで過ごさねばならなかった吉田さんは、寝たままで電子書籍を読むときの疲れをなんとかしたい、と入院中から試行錯誤を始めました。

もともと国産材の有効活用に強い興味をもっていた吉田さん。デザインの方向性が決まると、栃木県鹿沼市の木材加工所に試作、製作を依頼しました。

国産ひのきを活かしたものづくり

“kikoty"

Via: ENjiNE

鹿沼市は、日光東照宮の建立以来、全国各地から集まった名工の技術が息づく街。
素材に選ばれたのは国産ヒノキです。ヒノキは木材の中でも寺院の建築などに使われる最高級の素材です。耐久性の強さに加え、木目が美しく、香りにはリラックス効果の高い「フィトンチッド」という成分を含むことで注目されています。

ヒノキに限らず、国産木材は海外の安い木材に押され、需要が伸び悩んでいるのが現状。その影響で放置された人工林が増えています。人工林を放置すると、生命の循環が乱れた山となり、さまざまな環境問題へつながります。「木こちい」に国産ヒノキが使われているのは、国産材を活用することで、健全な森を守りたいという想いが込められているのです。

自分で組み立てられるシンプルな形

“kikoty"

「木こちい」は仰向けで使える枕上タイプと、横向きのまま使える枕横タイプがあります。どちらも薄い板パーツをはめ込み、木工用ボンドで留めるだけで完成します。組み立てキットもあるので、立体パズルのように作って楽しむのもいいですね。

医療現場で、患者さんのために誕生したプロダクトですが、木のやさしさを生かしたデザインは寝室やリビングのインテリアとも馴染みやすく、プライベートの空間や時間も快適にしてくれそう。
引っ越し祝いや出産祝いなど、贈り物としても喜ばれそうです。

リラックスしながら読書やチャットを楽しめる

“kikoty"

Via: ENjiNE

寝たままでハンズフリーになれる「木こちい」を使えば、寝転がったままスカイプ通話が出来たり、動画を見ながらストレッチするなど、より充実したリラックスタイムを過ごせます。激務をこなす医療現場の方も、おやすみ前のひとときに、ちょっとだけラクちんできるといいですね。

2016年2月現在、クラウドファンディングで資金を募り、デザインも最終調整中だそう。そんな開発者の吉田さんご本人から、メッセージを頂きました。

“kikoty"

「木こちい」を使うと、とても心地良く読書が楽しめます。私も毎晩寝る前に枕上タイプにKindleを付けて読書を楽しんでいます。もう手放せない相棒になっています。
入院生活の読書を快適にするパートナーとして、是非皆様にもお使いいただきたいです。入院などのお見舞いにもいいと思います。」


《 終了いたしました。「木こちい」 モニター募集 》

この製品企画中の「木こちい」を、実際に横になってお使いになり、商品企画や取材、効果の検証などに協力をいただける【第1次モニター募集】をいたします。

モニターとしてぜひ参加をされたい方はこちらから、募集概要を確認のうえお申し込みください。みなさまのご応募、お待ちしております!
◎ 募集期間: 2016年3月25日(金曜)まで
◎ 募集概要・応募先: こちらから

Medicatessen ライター

mochida

セレモニースタッフ兼ライター。休日は湾岸エリアでジョギング

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