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睡眠時無呼吸症候群の救世主となるか?小さな治療器Airing

睡眠時無呼吸症候群の救世主となるか?小さな治療器Airing

現在日本人の5人に1人は睡眠時無呼吸症候群であると言われており、そのほとんどが男性であるとされています。
医療従事者の方の中には、治療者として向き合うだけでなく、自身がこの症状に苦しんでいるケースも多いのではないでしょうか。日中の異常な眠気や集中力の低下によって、仕事が捗らず、悩まされていることと思います。

睡眠時無呼吸症候群の治療は辛いとの意見も多く、治療を中断されてしまう患者さんが 多くいることが現状です。
そんな中、近年、睡眠時無呼吸症候群の治療器として新たに開発された超軽量デバイス Airing が話題を呼んでいます。Airingは睡眠時無呼吸症候群の救世主となってくれるのでしょうか。

睡眠時無呼吸症候群とは?その治療法とは?

睡眠時無呼吸症候群の救世主となるか?小さな治療器Airing

Via:Airing

睡眠時無呼吸症候群の定義は一定していないのが現状ですが、日本では現段階では、Guilleminaultの定義に法り、7時間の睡眠中10秒以上の無呼吸がノンレム睡眠、レム睡眠両期に30回以上認められた場合と定義しています。
最近では動脈血酸素飽和度の低下を伴う低換気発作も含め、1時間あたりの無呼吸低換気回数が10回以上あった場合を睡眠時無呼吸とすることもあるようです。
治療法としては、軽度なものに対してはマウスピースの使用、気道を塞ぐ部位を取り除く根治療法として行われる外科的手術がありますが、1番治療として行われているのがCPAPの使用です。
鼻にマスクをつけ、エアチューブを通して気道へ空気を送り込んでいくものですが、機械の音や、機械の重さ、体動によりマスクがずれたりと煩わしいことこの上なく、実際のところ、半年以上治療が継続する例は少ないとされています。

驚きの小型軽量を実現

睡眠時無呼吸症候群の救世主となるか?小さな治療器Airing

そこで、近年注目されているAiringをご紹介します。
Airingとは、超小型の治療器。鼻とちょうど同じくらい、装着しても鼻と口の間で収まるサイズとなります。そのサイズでCPAPと同等の役割を果たしてくれます。

もともとはコンピュータの回路の熱制御に使われるマイクロブロアが Airingの装置内に組み込まれています。そのため、ちょうどよい空気圧に調整することができるため、空気を送るための管が不要となっています。また、電池で動作するため配線も必要なく、これらの管がないことから洗浄も不要、音もほとんどなく、体動の影響も全くと言っていいほどありません。
しかも鼻に差し込む部分は1回使い捨てのため、清潔も保たれます。
米クラウドファインディングIndiagogoで資金調達を開始したところ、わずか24時間で3200人以上から3700万円近くを集めており、このデバイスの普及を願っている人が数多くいることがうかがえます。

Airingは救世主となれるのか

不安な時間も、大自然の響きが 安らぎ時間に変えてくれる

Via:Airing

この超軽量治療器Airingが睡眠時無呼吸症候群の患者さんにどのような影響を及ぼすでしょうか。それは、夜間の睡眠時の場面だけではありません。

小型デバイスとなったことで荷物が減り、苦なく旅行などへ行くことができます。
特に移動中も装着して市販のマスク等をすれば周囲の目を気にすることなく、また、自分の体に負担をかけずに仮眠をとることも可能となります。また、余計な管や騒音に悩まされることなく、家族と一緒に眠ることもできます。

本人にとっても家族にとっても、ライフスタイルの質を多いに向上させてくれる可能性があるのです。

このAirigの普及が、睡眠時無呼吸症候群罹患者の生活の救世主となることを期待しています。

Via:Airing | Indegogo

Medicatessen ライター

Ray

動物・スポーツ・食べることが大好きな、現役看護師。

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