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マンハッタンの病院の屋上に農園?医療と自然のマリアージュ

マンハッタンの病院の屋上に農園?医療と自然のマリアージュ

現在、女性のみならず男性にも、家庭菜園やベランダ菜園、キッチン菜園といった家庭の限りあるスペースを生かして植物を育てることがブームとなっているとか。

そして家庭だけでなく、実はオフィスや医療の世界にも同等のブームが来ているのです。医療と農園の融合、それは、どんな形なのでしょうか。感染予防に強い加湿器を考えてみます。

植物がもたらす精神的なメリットが注目されている

マンハッタンの病院の屋上に農園? 医療と自然のマリアージュ

ここで、最近耳に挟んだ印象的な事例をご紹介したいと思います。それは、ストレスが溜まりやすい職場として常に上位に挙がる、ある企業内コールセンターでの取り組み。そこでは、大学の研究室と組んだ上で、実験を始めたそうです。

具体的には、社内で植物や野菜を育て、その環境により業務の効率アップやメンタルヘルスケアに改善が見られるかということを調べていこうというもの。現在は研究途中のようですが、その成果については大いに期待をしたいところです。

また、このような試みと関連して、介護や医療の分野では園芸療法というものが認知され始めており、各地方自治体の団体が説明会などを定期的に行い、その魅力を伝えています。近年、植物が近くにあることによる精神的なメリットが見直されつつあるということです。

病院の屋上でメンタルヘルスケアとしての「地産地消」

マンハッタンの病院の屋上に農園? 医療と自然のマリアージュ

一方、海外ではこんなケースも。マンハッタンにあるレノックス・ヒル病院の屋上は、野菜やハーブ、花に溢れ、ベンチなどが用意されています。

天気の良い週末、医師を始めとする病院スタッフは皆一同に外へ出て、楽しみながら野菜やハーブを収穫します。 収穫された野菜やハーブは週を通じて病院のカフェテリアのメニューを彩るのだそう。

現在は職員の分を賄える収穫にすぎませんが、いずれは患者さんの食事もこの農園の野菜から賄っていくこと、まさに日本でいう「地産地消」を目標としています。

この菜園を作った病院の部門長であるロバート・グラハム医師は食の大切さを伝えるために2年前に妻とこの農園を作りました。マンハッタンという大都会の病院で日々の多忙な業務から解放され、自然と触れ合いながらゆったりとスタッフが心安らげる安息の時間を作りあげることにも成功しているようです。

また、現在はスタッフのみの利用となっていますが、いずれは患者さんにもこの農園に参加してもらおうと奮闘しています。

まずは小さな緑から

マンハッタンの病院の屋上に農園? 医療と自然のマリアージュ

このような大規模な農園を病院に作るということは、コストの面から見てもかなり難しいことと思います。
特に、衛生管理に厳しい日本では、自ら栽培した食物を患者さんに与えるということは、たいへんハードルの高いことであることも、間違いありません。しかし、いくら採光の力を取り入れても、病院が陰湿なイメージになりがちであることは払拭し難いです。

そこで、まずは食べられるか否かは問わずに、小さなグリーンを院内に取り入れてみる、または、小さな花壇を作ってみる、それだけでも、だいぶイメージは払拭されるのではないでしょうか。また、患者さんだけでなく医療スタッフも、グリーンがあるということで安らぎの効果を得られると思います。

特に、ハーブや花など匂いのするものは、院内では望ましくないとされがちですが、昨今ではアロマセラピーなどの分野で、香りのもたらす効果なども提唱されています。また、視覚面においても、清々しい植物のグリーンは、患者さんとスタッフにリフレッシュをもたらしてくれるはず。いかがでしょう?職場で自然を取り込むということの意味、考えてみてもよさそうだと思われませんか。

Medicatessen ライター

Ray

動物・スポーツ・食べることが大好きな、現役看護師。

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