- あったら幸せになる「医・衣・食・住」を届けるメディア -

ポリオ根絶を目指して。アートで医療の未来を変えられるか!?

Via:http://artofsavingalife.com/artists/alexia-sinclair/

ポリオ根絶を目指して。アートで医療の未来を変えられるか!?

医療とアート。この二つを掛け合わせるとどんな科学反応が起こるでしょうか?

2016年10月25日、世界でのポリオ根絶を目指し、医療シンクタンクJIGH(ジェイ・アイ・ジー・エイチ)が開催したアートフォーラム「世界ポリオデー・アート・フォーラム2016」が日本で初開催されました。本イベントは、「世界ポリオデー」を記念し開かれたものです。

10月24日は世界ポリオデー

161108_1

Via: JIGH

医療者の皆さんにぜひ知っていただきたい、この世界ポリオデーとは、ポリオ根絶に取組むさまざまな団体が、ポリオフリーな世界の実現に向け、さらなる支援を呼びかける記念日です。ポリオワクチンを発明したジョナス・ソーク博士の誕生日にちなんで、10月24日に設定されました。

根絶可能な病気と言われているポリオ。医療者の皆さんはご存知のように、乳幼児に多く、主に手や足に麻痺が現れることから「小児まひ」とも言われます。

ポリオフリーの先進国とも言える日本では、昭和55年の1例を最後に、現在までポリオウイルスによる新たな患者は出ていません。一方、世界に目を向けてみると、パキスタン・アフガニスタン・ナイジェリアの3カ国においては、ポリオは依然常在しているのが現状です。

世界からポリオを根絶させるためには、これまで以上に官民が一体となり、根絶活動を続けていくことが欠かせません。このような理念から、医療領域の課題解決に取り組む非営利型の医療シンクタンクJIGHは、世界の子どもたちの明るい未来に向けて、一人でも多くの方にポリオについて知っていただき、サポーターへの参加を呼びかけると共に、根絶活動へ努めているのです。

ポリオ根絶へのメッセージをアートを通じで伝える

161108_2

Via:Art of saving a life 
The Art of Saving a Lifeの公式HP 30名以上の世界で活躍する芸術家による作品が紹介されています

161108_3

Via: JIGH 

「世界ポリオデー・アート・フォーラム2016」では、ビル&メリンダ・ゲイツ財団によるワクチン啓発プロジェクト「The Art of Saving a Life」のアート作品と共に、アートとファンドレイジングの歴史や、ワクチンの力、ポリオ根絶の現状についてのプレゼンテーションやトークセッションが行われました。

161108_4

Via: JIGH 
左から)ソニー・デジタルエンタテインメントの福田淳氏、水墨画家 土屋秋恆氏。下地に噴霧されたドーサと顔彩で培養されたポリオウイルスを表現し、その上に、ポリオ常在国3カ国の国花であるソケイ(パキスタン)、赤いチューリップ(アフガニスタン)、コスタス・スペクタビリス(ナイジェリア)が描かれた。

161108_5

Via: JIGH 
水墨画家 土屋秋恆氏のライブペインティング

会場では、ソニー・デジタルエンタテインメントの福田淳氏と日本の経営ストラテジスト坂之上洋子氏によるトークイベントや、「新しい水墨画の魅せ方」を打ち出す水墨画家 土屋秋恆氏によるライブペインティングが披露されました。

当日は医療関係者をはじめ、国会議員、大学関係者、民間企業から学生まで、幅広い参加者の方々がポリオ根絶を通し医療の未来について考察を深めました。

アートは人生を豊かにするものでもありますが、時に人の心へと訴えかける強いメッセージ性を含みます。アートを通じて、ワクチンとポリオへの認知が広がり次なるアクションへ繋がることを願います。

Medicatessen ライター

Reiko

デザイン、ライフスタイル分野を中心にPRプランナー・ライターとして活動

このライターの記事一覧