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スマホケースが感染を防ぐ? 現場の声から生まれた発明

スマホケースが感染を防ぐ? 現場の声から生まれた発明

院内コミュニケーションのツールとして、スマートフォンが定番化しつつあります。内線としての連絡手段になっていることはもちろん、レントゲンやMRI画像などの共有によるスピーディで正確な診断、医師と看護人の間での患者情報の共有などがタイムリーにできるなど、恩恵は多大なものですし、その可能性は今後さらに広がることでしょう。

そういった背景を受け、医療者向けのアプリも各種登場。収録されているCT、MRI画像から解剖名を学んだり確認したりするもの、データベースから医療用医薬品を検索できるものなど、バリエーションも数えきれないほどです。

医療現場で求められるスマホケースとは?

スマホケースが感染を防ぐ?現場の声から生まれた発明

そんな、医療現場で広がっている業務用スマホ、就業中はずっと身につけ、酷使するものですから専用ケースを装着したくなりますよね。それでは、医療現場においては、どんなスマホケースが望ましいのでしょう?

軽さや持ちやすさ?
丈夫で耐久性があるもの?
品性が感じられるデザイン?
アメリカでは、ある医学生のアイデアから、医療現場ならではのニーズを汲んだスマホケースが誕生しています。

感染リスクを軽減する、機能型スマホケース

スマホケースが感染を防ぐ?現場の声から生まれた発明

上の写真は、滅菌されたスマホケースです。ミシガン州で整形外科医を目指して学んでいた医学生、ロブ・ゾンダーヴァン氏の発想から誕生しました。彼は医師から手術中の写真や動画を撮影するよう指示をされたときに、このアイデアを思いついたそうです。それは、

「感染の心配をすることなく、患者に近づくことができるスマホケース」というコンセプト。

実際にアメリカでは、外科医たちが記録用として手術の最中に写真やビデオを撮影するというシーンも増えてきているとか。その際、当然、スマホにバクテリアが付着するリスクが発生します。医療現場として絶対に避けたい院内感染の危険がそこに存在するのです。白衣や手術着など、頻繁に着替えるものと違って、常にそのまま帯同するスマホケースだからこその課題だったといえるでしょう。

 

院内インテリアとしての可能性

2014年にファンドの支援を受けた上で、ゾンダーヴァン氏はスターリデヴ社を立ち上げ、自身のアイデアの滅菌スマホケースをビジネス化しました。すでにいくつかの病院から大量の注文を受けているそうです。

まさに現場のニーズから誕生したプロダクト。医療従事者からの日常の「困った」「欲しい」から生まれるものは、まだまだいろいろ可能性がありそうだと感じます。

Medicatessen 編集ディレクター / ライター

Sanae

食べ歩きとアウトドアを愛する編集者。

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