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子供や外国人の患者とのコミュニケーションを支援する、双方向型の医療アプリ

子供や外国人の患者とのコミュニケーションを支援する、双方向型の医療アプリ

スマホで手軽に利用できる医療や健康管理系のアプリ、昨今はほんとに数も種類も増えていますよね。
医療者のみなさんの中にも、試しにダウンロードしたり、気軽に利用している方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか。

こういった医療&健康系アプリは、大きく分類すると

  • 自分の健康や疾患に関しての情報取集やセルフチェックをするアプリ。
  • 医療者が業務サポートとして使用するメディカル情報アプリ。

つまり、「患者視点か」「医療者視点か」で分かれることが多かったのですが、近年、患者さんと医療者、いずれにとってもメリットのあるソリューションのものがリリースされてきています。

今回はそんな、「医療者と患者をつなぐ」ためのコミュニケーション・アプリをピックアップ。とりわけ意思疎通が難しくなりがちな、子供や外国人患者の診療をサポートするアプリをご紹介します。

子供の症状を、保護者と医師が正しく共有「病気メモ」

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患者さんが小さな子供であるほど、問診は難しいもの。
保護者からのヒアリングが重要となってきますが、そんな診断環境をサポートするのが、症状をアプリに記録し、医師に症状や経過を上手に伝えることができるのがiPhoneアプリの「病気メモ」です。

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ボタンで選択するだけの簡単な操作で症状が時系列で記録でき、また、写真などもメモで添付できますので、発疹や便の状態なども画像で医師に伝えることが可能。

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このアプリが画期的なのは、「保護者が医師にいかに正しく詳細に症状を伝えることができるか」という観点があること。

記録された症状は、家庭用のプリンターで印刷した上で医師に渡すことができ、医師側としてもより正しい診察のための情報把握が可能となります。
投薬時間や検温時間を知らせるアラームを設定することで、「ついうっかり」を防いでくれますので、治療サポートとしても機能します。

外国人患者の診療を円滑にする「ヘルスライフパスポート」

訪日外国人の増加は、都市のみならず地方の観光地などでも顕著なのは周知のとおり。そのような環境から、ある調査によると国内の医療機関のうち8割は、外国人患者の受け入れ経験があるとのデータもあるようです。

医療現場でも、言葉の壁をなくすためのさまざまな取り組みが行われていますが、まだまだ体制が整っていない医療施設も多いようです。

外国人患者が訪れたときのコミュニケーションについては医療者側もあわてたという例も多く、
「Google翻訳で乗り切った!」
「身振り手振りでなんとか」
なんて体験談も見受けられます。とりわけ英語が話せない外国人患者などの対応については苦労がありますよね。

そこで、いざというときのためにダウンロードしておいてもよさそうなアプリが、「ヘルスライフパスポート」です。

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23か国語に対応。医療者側がダウンロードしておけば問診に使えますし、日本人が海外で急な病気で受診するときにも便利。また、聴覚障害者に対応することもできますよね。

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翻訳アプリは数々ありますが、こちらは医療に絞ったところが特徴。
問診項目も、20科の専門医に聞き取りをしており、翻訳には世界各国の約500人が協力しているという信頼性も嬉しいところです。

医師と患者、双方に「正確な情報共有」をもたらすのみならず、双方の無駄な時間を短縮してくれるメリットのもある、これらのコミュニケーション・アプリ。
医療現場へのアプリのサポートは、これからの発展にますます期待したい分野といえそうです。

Medicatessen 編集ディレクター / ライター

Sanae

食べ歩きとアウトドアを愛する編集者。

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