- あったら幸せになる「医・衣・食・住」を届けるメディア -

移動式診療の未来スタイル「デンタルスタジオ」。合言葉は”HAPPY!!"

移動式診療の未来スタイル「デンタルスタジオ」。合言葉は”HAPPY!!"

いつでも自然と触れられたら良いのに

移動式診療というと、みなさんは、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。

日本の場合であれば、医師や看護師が軽自動車で、患者様のお宅へ伺い、家の中で診療するというものが一般的です。
また、検診車や献血車、採血車といったように、車内で医療を施せるものは限られている上に、車内ということもあって、車幅は広く取っているとはいえ、暗くて閉鎖的な環境というイメージを持つのが一般的かと思います。

しかし、アメリカには、正に診療所に車のタイヤを付けて運んでいるという言葉がぴったりな移動式の歯医者さんがあることをご存知でしょうか。
そんな移動式の歯医者さん、「デンタルスタジオ」についてご紹介していきます。

 

移動式歯医者「デンタルスタジオ」とは?

合言葉は「HAPPY!」 移 動式診療の未来スタイル合言葉は「HAPPY!」 移 動式診療の未来スタイル

アメリカで活躍する移動式の歯医者さんです。

トレーラーの上には、高さ3.3メートル、21平米のコンテナが乗っています。
コンテナ内部には、通常の歯科の半分ほどの大きさの診療用のユニットが2つ、滅菌用の部屋、待合室と、まるで普段通っている歯科をコンパクトに縮めた空間が広がっています。

患者さんは来院したら、タッチスクリーンでチェックインし、治療を受け、クレジットカードをスワイプして支払いをするという仕組みになっています。
また、内装も車の車内なのか?と目を疑うような洗練された仕上がりです。

温かみのある木目の床に清潔感あり、かつ、シックで十分な高さもある壁や天井。観葉植物なども飾ってあり、治療に来た人にもトラックの中ということを感じさせずに治療を行うことができます。

なぜ、このような移動式歯医者を作ったのか

合言葉は「HAPPY!」 移 動式診療の未来スタイル

この歯科を発明したのはサラ・クレイトン医師。仕事が忙しく、職場から離れられない人達を診るために、彼は、自らが移動式のクリニックで職場に出向くという案を思いつきました。細部までこだわった結果、コストは1台50万ドルとかなりのもの。

しかし、そのコストをかけてまでも、サラ医師が実現したかったことは、仕事が忙しくて来院できない、数回受診に訪れなければならず面倒だという患者さんの思いを汲み取ったもので、患者さんの立場に立った医療そのものではないかと思います。

また、この車は高さも高く、21平米という限られたスペースの中で空間を有効利用しています。
トラックという閉塞感のある空間であるはずの場所が、天窓から日光を入れたり、木漏れ日が射すような設計とすることで、温かな空間を作り出すことができています。

この効果によって、患者さんだけでなく医療者達にも閉塞感という苦痛を与えずに治療に臨めるのではないでしょうか。
そんな両者にとって利点のあるこのデンタルスタジオ。
今後は歯科以外の分野を視野に入れているとのことです。

日本でも災害地支援や僻地医療などで診療車の活躍は見られますが、もっと日常的な場面で、こんな診療車が普及する日がきたら良いなと思います。患者さんと医療者双方にHappyを届けられるに違いないからです。

Medicatessen ライター

Ray

動物・スポーツ・食べることが大好きな、現役看護師。

このライターの記事一覧